森でのんびり

とうさんが、やらかした。




またです。




いや。これもぉ、いつものこと。




ちょっとやそっとのことじゃあ


もう、あっこぉもビクともしないね。




とうさんが、かち割った氷が冷凍庫にしまわれる。




とうさんが、かち割るためのおおきな氷を


冷凍できる保存容器でつくる。




パッキンが馬鹿になってきていて


（もちろんとうさんは、そんなこと気づかない。）


とうさんの乱暴、超適当な扱いで


いつも水が製氷受に溢れる。




そして、そこで新たに割られた氷が同士が固まる。




割った氷も超でかいので


その板氷みたいになっているところから


もぎ取るみたいに無理やり引っぺがすとうさん。




こまめに製氷受洗えばいいのに。




氷を一切使わないわたしと母は、


氷に関心がないし


父の神聖なる領域だと思っている。




（手や口をだすと面倒くさい領域とも言える。）




でだ、事件は起こるべくして起きた。




だいたいお酒に弱い父。




そしてテレビっ子。（テレビ爺）




テレビを見ながら


適当にもぎ取った巨大氷を


グラスに突っ込む。




ガラスの強度だって知れているのに


超乱暴、雑に突っ込む。




パリン。ガシャン。




はい。割れた。




そりゃ、そーだ。




あっこぉ「とうさん、掃除機かけてね。」




あっこぉ「とうさん、製氷受も洗ってね。」




自業自得。




繰り返させないためにも


それぐらい責任とっていただきまひょ。




とうさん「大丈夫だよ。おっきいのしか割れていないし。」




あっこぉ「？大きいのって意味わからんし。


ガラスって割ると四方八方飛ぶし、細かくなるん。」




とうさん「大丈夫だよ。足でぜんぶ確認したから。」




あっこぉ「？はぁ？とうさんの象みたいな足で確認？


そんなザルみたいなチェックで許されるわけないじゃん。」




ちゃんとやれ～～～～！！！！！


という気持ちいっぱいで


プリプリ掃除した。




ただでさえ、働いて帰ってきて


父が巣で餌を待つ小鳥のように


「あっこぉがなんか作ってくれるんじゃないかと思って


なにも作らないで待っていた。（´∀｀）」っていう


超甘えん坊モード父に、


一日大掃除でグッタリして帰ってきて


このとうさんの勝手な超甘えん坊モードの


カモフラージュしきれないコメントに


イライラしていたのに…。




我慢して、超美味しい


トマトスープをこしらえたのに。




とうさん、どこまでぐうたらなんですか？




そりゃ、あっこぉに怒られるよ。




「足裏で確認したから大丈夫」って、


キラキラしたガラスが氷の上に落ちたかもしれないのに


なにもせずにそのままって…。




死人が出るよ…とうさん。




昨日だって、わたしが留守にしていた隙に


肉のラップやお肉の下敷きになっているシートが


散乱していてびっくりしたのに。




面倒くさいのか、気づかないのか


ほんとうに認知症なのか。




ゴメン、とうさん。




「ガラスは、ちゃんとしよう。」




とうさんが酒飲むのもガマンする、


タバコだってやめてほしいけれど


それだって仕方ないって思っている。




でも他の人傷つけちゃうかもしれないときは、


ちゃんとしよう。




たぶん、わかったみたい。




そそくさと自分の部屋に逃げ込んだ、とうさん。




ごめんは、言わなくていいよ。とうさん。




気をつけて。




そうは、言っても


父が健在であることに感謝。


ムシャムシャ2016.05.13清里 posted by (C)あっこ森

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