図書館本の感想＆100円ショップ一期一会

図書館で「東大・京大に合格する子どもの育て方」を借りました。

久しぶりに図書館で教育本を借りました。一時期はよく読んでいましたが、図書館の教育本はほとんど読んだので最近は読んでいませんでした。

図書館の新刊の中に「東大・京大に合格する子どもの育て方」というのがあったので、タイトルだけで予約してみましたが、予想外にいい本でした。

今まで読んできた教育本の中にもいい本はたくさんありました。しかし、それらの教育本のほとんどは部分的には共感できるものの、自分にはあわない部分もありました。

しかし、教育に関する考え方は人それぞれなので自分が共感できる部分だけ読んでそれ以外のところは読み流していました。そして子供に向いていると思うところだけ取り入れていけるようにしてきました。

今回借りた本は、100％共感できました。内容的に一つに絞ってあることも大きいとは思いますが、よかったです。著者は塾の先生ですが、子供をこの塾に入れたいと思いました。子供自身もこの本を読んで、この塾に行きたいといいました。

子供には、中学受験、高校受験、大学受験といろいろな受験が待っています。中学受験をする子は限られていますが、高校受験はほとんどの子がします。大学受験をする子もかなり多いです。

今までは受験といえば暗記に頼った部分が大きかったです。これからセンター試験の見直しなどがはじまり暗記よりも思考力が重要になってくるようです。私は暗記に頼った試験のあり方に疑問を持っていたのでこのことはいいことだと思います。

たくさんの受験生がいるので採点する側からとったら暗記型の試験の方が楽だと思います。しかし実際に社会に出た時に必要なのは暗記する力よりも思考能力だというのは明確な事実です。

暗記をするということは、地頭のある子も有利ですが努力で結果を出す事もできます。努力型の人間を探すという意味ではいいのかもしれませんが、やはり考える力の方が大事だと思います。

社会に出てしまえば、わからないことはネットなどで簡単に調べることが出来ます。簡単に調べられることを時間かけて覚えるよりも、わからないことをどうやって解決していくかが大事です。

この本の著者の塾ではこの考える力を伸ばす事に重点がおかれていました。1問の問題を1時間かけて解いていくそうです。しかも問題が解けなくても回答や解説もないそうです。それは考えること自体に意味があるからだそうです。

子供を中学受験などで少しでもレベルの高い学校にいれたいという親にとっては、かなりリスクのある学習方法だと思います。でも、暗記に頼って子供のレベル以上の難関校に行くよりも思考力を鍛えてその子供にあった学校に行く方が将来的にはいいと思います。

こういう教育本を読んでいて残念なことは、いいと思った塾は大抵関東や関西にあることです。こういった思考型の塾が家の近くにあったらいかせたかったです。似たようなことを家でやることは出来るかもしれないけど、やはり集団だからこそ伸びる部分も大きいと思うので。

ちなみにこの本の著者は、灘学習院院長でした。名前からしてすごい塾名なので灘中学とかを視野に入れているのかと思い少しネットで調べてみました。そしたら意外にも中学受験をする子は少ない感じでした。難関校を目指す子にはあまり向いてないような。でも、それをみてますます子供を行かせてみたいと思ってしまいました。ホント、この塾が近くになくて残念です。

書名： 著作： 初版： ISBN： 備考：

東大・京大に合格する子どもの育て方 江藤宏 2014年12月 9784344971080 楽天ブックスのレビューはこちらから