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2015年05月31日
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ワヤクチャ てなんだ? ワヤクチャ とは、「めちゃくちゃ」という意味の方言。西日本で広く使われている言葉だ。北海道でも言うらしい。

沖縄の嘉手納米軍基地の周辺に住宅や学校が増えたので、もっと北の辺野古へ移転しようという計画が早くに決まっていて、沖縄県も了承していた。ところが、5年前に民主党に政権が移り、鳩山由紀夫が総理大臣になって、基地の県外移転を言い出した。そして鹿児島県の徳之島などに声をかけたところ、猛反対にあって、やっぱり元の辺野古に戻すことにした。でも今度は沖縄県が承知しない。すったもんだの末に、自民党が政権を取り戻してから、ようやく沖縄県も辺野古で再度了解と話がついた。ところが選挙で知事が替わって、また基地移転反対と言い出した。

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                鳩山由紀夫元首相

嘉手納基地周辺が危険だ、ということから、辺野古への移転ということになったはず。それに反対ということは、これからも嘉手納基地が存続するということだ。「どちらも嫌だ、ほかの県へ移転しろ 」というのは、日本の国土と国民の防衛を知らない者の言うことだ。

沖縄は、第2次大戦時に、唯一米軍が日本国土に上陸して地上戦が行われたところ。そのころ、ドイツは崩壊寸前、日本は軍艦も航空機もなくなっていた。アメリカは日本全土の空爆を続けるだけで日本を降伏させられるとわかっていただろう。それなのに、なぜ犠牲を覚悟で沖縄に上陸したのか。

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                沖縄戦のアメリカ兵

それは、戦後を見据えて、未来の東アジア全体に睨みを利かせるには、地理的に沖縄に軍事基地を置くのが最適と考えたからだ、と私は思う。

沖縄本島から、半径1,000km圏内には、福岡、上海、福州、台湾が含まれる。1,500km圏内には、大阪、南京、ソウル、平壌、マニラ、香港、などが入る。2000km圏内には、東京、仙台、北京、瀋陽、海南島、ロシアのウラジオストク、が入る。2500km圏内には北海道、重慶、成都、ハノイ、グアム、マリアナ諸島、が入る。まさに日本全土と東アジア、東南アジア全域を視野に入れられる場所だ。

沖縄戦では、日本の将兵も沖縄県人も多く亡くなっている。一方、アメリカ軍人も多くが戦死している。戦争で多くの自国民将兵の血を流して占領した敵地は、戦後に戦勝国が領有するのが昔からのならいだ。だから、戦後、アメリカは、沖縄を日本に返還する気などなかった。昭和30年代に入ってからも、ケネディ大統領もジョンソン大統領も沖縄を日本に帰す気はなかったようだ。

沖縄の北、奄美諸島は、昭和28年ごろに日本に返還されている。奄美諸島には戦時中に米軍は上陸せず、地上戦が行われていないから、アメリカも沖縄とは別扱いにしたのだと思う。

当時の沖縄はアメリカの軍政のもとにあって、沖縄人は沖縄をアメリカの領土としてアメリカ人になる道もあったはずだ。日本でも、沖縄はグアム島のように、アメリカが領有を続けると思う人が多かった。しかし当時の沖縄人は、日本への復帰を望んで、早くからその活動を始めた。1965年(昭和40年)に日本の総理大臣として初めて沖縄を訪問した佐藤栄作首相は、日本復帰のデモに囲まれて身動きができなかったほどだった。

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                 佐藤栄作元首相

ニクソン大統領の時代になって.アメリカは沖縄返還の意向を示して、返還交渉が始まった。
当時の沖縄米軍基地には核兵器が存在していて、それをどうするかで交渉が長引いたらしい。数年をかけた交渉ののち、沖縄は、米軍の基地はそのまま残すが核兵器は他に移すという、いわゆる「核抜き本土並み返還」に決まって、晴れて日本に返還された。

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              ニクソン元アメリカ大統領

沖縄返還 に際して、アメリカ 占領中に建設した施設などの資産引継ぎ費という名目で、返還協定 に基づき3億2000万ドル (当時の為替レート換算で約960億円)をアメリカに支払ったと聞いている。これは当時の日本国民の税金を使ったのだ。当時の沖縄政府は何も支払っていない。

長かった東西冷戦の中で、日本はアメリカと「日米安全保障条約」を結び、その軍事的保護下、いわゆる「核の傘」の下にいて、奇跡的な経済成長を遂げた。そしてそのアメリカの軍事基地のかなめが、沖縄の基地だ。

沖縄の軍事基地としての重要性は今も変わっていない。むしろ以前よりも重要性を増していると思う。これは東アジアの近隣諸国の現状と行動を見れば誰でもわかることだ。この重要性と基地の現状変更の兼ね合いを調整しようとするのが、基地の「辺野古への移転計画」だ。そして、それをワヤクチャにしたのが鳩山由紀夫だ。

当時、鳩山由紀夫は民主党の党首であり、総理大臣だった。今、鳩山由紀夫は民主党を離党し、国政にも関与していないと聞く。しかし、この基地移転をワヤクチャにした責任は消えない。そして日本の民主党も、元総裁のこの失政を自分たちの失態と認識して、あらためて反省し国民に謝罪しなければ、二度と政権の座に就くことはできないだろう。






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最終更新日  2015年08月12日 21時38分15秒
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