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松尾大生の独り言

松尾大生の独り言

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2011.01.24
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……お客さん(クライアントという呼び方は大嫌いである!)やリアルな友人に好評だったので再掲載する。この10人の真意を理解できれば、個人も会社も必ず伸びる!






●経営コンサルタント……。

なんとも曖昧な概念である。経営コンサルタントとは何かとなると、結論としては、

●経営コンサルタントと名乗る人(本人が名乗らなくても他人から経営コンサルタントと評価される人)

●経営コンサルタントとしての実力がある人

……この二点を兼ね備えて、初めて経営コンサルタントと言えるだろう。

俺は経歴的に様々なタイプの「経営コンサルタント!」と交流をもってきたが、中には合法的な詐欺師のような人物が、あまりに多い。本物の詐欺師もいた。本当の実力のある方は実際、稀であった。……正直いうと、出会ったことがない。

中小企業診断士という資格があるが、所詮は官吏が机の上で、つくった資格制度である。だから上記二点を兼ね備えた人は、本当に少ない。

例えばある中小企業企業診断士の方がお客さんに、こんな指導をしている場面を目撃したことがある。

「人間には欠点と長所がある。欠点を無くす努力をして、長所を生かすべきである」

……話にならん指導である。まるで中学校の教師が「不得意科目を無くして、得意科目を増やせ」と言っているのと同じこと。ところが、現実社会は混沌としたジャングルであり、受験とは訳が違うのだ。

俺から観ると、世の中小企業診断士という人種の平均レベルは、中学校の教師レベルである。実際のこのジャングルでは、不得意科目は無視しても、得意科目を伸ばした方が、リアリティーがあるのは当然。

経営コンサルタントの発祥は、古代中国において、亀の甲羅などを焼いて占いを為政者に行う者とも言われている。亀の甲羅を焼いてできた模様が漢字の発祥でもある訳だが、実際に為政者は、この占いを元に政治を行っていた事実がある。

●経営コンサルタントの本質とは、占い師である。

……と思うこともある。事実、占い師の細木数子に経営相談を持ちかける経営者は、跡を絶たないらしい……。

しかしながら、合理主義的な、胡散臭くない経営コンサルタントの存在も確かな訳であり、今回は、世界の経営コンサルタントのベスト10を上げてみたいと思う。松尾大生が勝手に選ぶベスト10!

●松下幸之助

最初はやはり、ピータードラッカーの名前をあげようとおもったが、ピータードラッカーがいかに現場主義の方だったとは言え、松下幸之助の現場主義、経験値には劣るだろう。松下幸之助氏の言葉の数々には、経験と魂に基づいた本当のメッセージ性がある。

●ピータードラッカー

最近の日記では、よくピータードラッカーにふれる。彼の本質は、芸術家であったと思っている。事実、作曲家崩れであるが、彼の思考方法とは、どんなことでも、一度、芸術的なコンセプトに還元して、加工して、アウトプットする形にあったと思う。また、サッカーを愛した方であったから、何でもサッカーに一度、還元して、アウトプット……基本的に芸術家の発想である。

●ボブ・オーレン

フランス人の経営コンサルタントだが、「自己企業化」のコンセプトを発明した人物だ。これは、常々、俺が主張している個人事業主的メンタリティーの重要性と同じ意味だと思う。サラリーマンでも、自分という企業……。勤務先は単なる取引先。取引先はみずから開拓するのが事業主という者だし、割に合わない取引先は切る。終身雇用制はおわったのだ。会社に依存する時代ではないし、多くの会社が求めているのも、実はこの自己企業化された人間である。

●ジム・ローラー

元オリンピック選手のコーチだった方である。人間は時間の中を生きるのは必然だが、この方に言わせると、時間の中の人間ではなく、エネルギーを持った人間としての様々なエネルギーをマネジメントせよ、という教えだ。時間ではなくエネルギーをマネジメントすることが、高業績の達成と維持のみならず、健康で幸福な人生のバランスの鍵だと述べている。例えば時間マネジメントでは休憩時間は無駄な時間と捉える方が多いが、エネルギー・マネジメントでは、休憩時間は最も生産的な時間だという発想!
●エルマー・ホイラー

セールスを中心とした経営コンサルタントである。販売は断られた時から始まる……といった発想の元祖。俺は常々、恋愛においては、好きだということを明確に異性に伝えることが、恋の極意だと述べているが、そういうことなのだ。我々は、毎日のように、ニワトリの卵を食べているが、なぜアヒルの卵ではなかったか? この方に言わせるとアヒルは卵を産み落とすだけだが、ニワトリは、卵を産む度に、卵を産んだことを声高く周囲に告げるから、……だという。恋人に恵まれない方も、売れないセールスマンも、ニワトリを見習うべきだと思う。意思を不自然じゃなく、明確に伝えること、……これは我々、案外できていないのだ。ニワトリを見習おう!

●ケネス・ブランチャード

一分間マネジメントで有名な方だが、彼のコンセプトは次の2つの言葉に端的に現れている。「生産性というものは結果であるのに、原因だと思っている方が多い。生産性というものは、自分自身の気分(つまりはモチベーションだろう)がよくなった結果として高まるものである」「魂の奥底から発したコンセプトでなければ、人は動かせない」……思うに、この2つの意味を両方とも理解している経営者には、出会ったことがない。

●ウォーレン・ベニス

いわば、修羅場哲学コンサルタントとしか呼びようがない。経営者はその年齢を問わず、少なくとも一回は尋常ならざる修羅場での苦悩の体験をし、これを乗り越えた者にしかリーダーの資格はない、と述べる。また、沈没した客船からの救命船にみなが群がって救命船自体が沈没してしまうように、平均的発想を否定する方。異端者や変人経営者を奨励している。確かに、最近、社労士とか行政書士とか司法書士とか……資格救命船にみんな群がって、士業界が沈没しかかっている現実を見ているだけに、当たっているなァ、と思う。

●ピーター・ブロック

芸術的発想をベースにした経営コンサルタントである。ドラッカーに通じる。従来のマネジメントは、能率や速度、技術、コスト、取引、利益等々をベースにしてきた。芸術的発想とは、驚きと発見、感情と想像、親しさと関係づくり、大きな可能性へのビジョン、商売よりも情熱、反省と対話の重視、未来志向の行動、圧力より支援を中心に、ユニークさを大切にして、直感主義を無視しないあり方……であろう。もはや、人事屋や財務屋出身の経営コンサルタントに出る幕はない時代なのだ。会計事務所のコンサルタントに営業戦略まで指導を受けている会社が多いわけだが、お金払うだけ、無駄だ。時代の変化は、むしろ二十代三十代の経営者が体得している印象がある。従来型のマネジメントでは会社は伸びない。再びドラッカーだが、時間とは非連続であり、待ち受けるのは混沌である。

●渋沢栄一

古い方だが、ドラッカーが生涯、精神的な師と仰いだ人物である。ドラッカーと同じように、モラリストであった。松下幸之助氏とも通じるというか、ほとんど同じだが、松下幸之助氏より学のある方だ。「道徳経済合一説」を唱えている。富とは、テクニックではなく、根元的な人間のモラリズムから生まれるものであり、モラリズムから生まれた富は、国民に限りなく分配するべきであるとする、経営者の鏡であった。松下幸之助氏もまた述べているように、会社の存在理由とは、良質な雇用の創出と、税金の支払いの二点にあった。変化に対応したより良いサービスを提供して、より利益を上げる目的は、より高額の税金を支払う為である。その税金が学校設備となりインフラとなり、セーフティーネットの財源になるというコンセプトが松下幸之助氏の基本理念である。松下幸之助氏といえども、経営者としては、小型の渋沢栄一のような人物に過ぎなかった。ここでいうモラリストとは、無論のこと、マナーや底の浅い道徳のことではない。トランスパーソナル心理学でいうところの、自己超越的な、根元的なモラルである。ハイヤーパワーに基づいたモラルと置き換えても意味は
同じだろう。つまりは大道である。

●日○○○○センセ

mixiでは俺の親しいマイミクで、世界を股にかけて、職場や家庭では女性からの股に挟まれている経営コンサルタントだが、仕方ないので末席に紹介しておく。俺と、同年輩。思うに彼の経営哲学はフロイト学説が根底にあると思う。つまりは人間のあらゆるパワーの源は、性的衝動にあると考えているように推測される。そうしてフロイト学説を実践されている模様だ。今は海外に在住だが、金庫の中には、お金や通帳ではなく、大量のバイ○グラのみが収納されているという噂も囁かれている……。確かに性的衝動は、経営者にとっては、大切なものだとはおもうが、定期的に心電図だけはとって頂きたいと思う。バイア○ラは心臓にくるから……。

以上、10人。俺はこの二十年以上、無数の経営者を観察してきたが、この10人全ての条件に該当する経営者も経営コンサルタントも皆無だった。いたとしたら、今頃、世界的に名前を轟かせているであろう。

個人企業化の概念から言えば、サラリーマンの方や主婦、フリーター等々、全ての方は、経営者である。自分をマネジメントする必要性があるが、もちろん、自分も含めて10人の全ての考え方を実践している個人にも、お目にかかったことはない。

思うに、経営コンサルタントとは、ワンマンアーミーの世界であると思う。世界最高規模のコンサルタントファームですら、ブランド力と実力ではピータードラッカーさん一人に劣るだろう。また、ドラッカーさんの経歴には、コンサルタントファームを持った事実は確か、無かったと思う。

ドラッカーさんにしても松下幸之助さんにしても、経営コンサルタント的な側面はあったろうが、経営コンサルタントだけで割り切れる方々ではなかった。

仮に経営コンサルタントとよんだが、事実上、肩書きのつけられない方が、真実の経営コンサルタントだと思う。松下幸之助さんにしても、単に松下電気の創業者だけでは、断じられない方であったし、ドラッカーさんにしても、あまり、経営コンサルタントとは呼ばれたくなかったようだ。ドラッカーさんにとっては実は「日本美人史研究家」という肩書きが一番うれしかったのかもしれない……。

坂本龍馬しかり!

本当の大物には、肩書きなど、似合わないものだ。

だから皆さんも、自分から「経営コンサルタント」とか○○コンサルタントとか○○カウンセラーとかいう肩書きをつけて近付いてくる方々には注意されたほうがよろしい。

最後にランキング形式にしてみたが、実際は思いつくままに羅列しただけ。ランキングではない。しいて言えば、この中で一番偉大だと思えるのは、渋沢栄一氏である。渋沢栄一級の経営者や経営コンサルタントが現代日本に沢山いたら、今の不景気はなかったであろう。





……冒頭で述べたように、俺はクライアントという言葉が大嫌いである。ファーム(事務所)と言う呼称も大嫌いだ。日本人なら日本語を使え!

俺は英語を理解できない訳ではないが、外国人から道を英語で尋ねなれて、

「日本にきたならカタコトでも良いから、日本語を使えッ!」

と、怒鳴りつけたことが多くのストリートファイトの原因であった。

何でも横文字を使えば良いと思っているような野郎は大嫌いである!

大前研一氏が横文字を使っているか?

ただし、和製英語は許す……


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Last updated  2011.10.11 03:13:33



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