アリーナ・コジョカル ドリーム・プロジェクト Bプロ Part1
Day1
2012/02/21
第1部
「ラリナ・ワルツ」
振付:リアム・スカーレット
アリーナ・コジョカル、ローレン・カスバートソン、ロベルタ・マルケス
ヨハン・コボー、スティーヴン・マックレー、ワディム・ムンタギロフ、セルゲイ・ポルーニン
「タランテラ」
振付:ジョージ・バランシン
ロベルタ・マルケス、スティーヴン・マックレー
「くるみ割り人形」より グラン・パ・ド・ドゥ
原振付:ワシリー・ワイノーネン
ダリア・クリメントヴァ、ワディム・ムンタギロフ
「ディアナとアクテオン」
振付:アグリッピーナ・ワガノワ 音楽:チェーザレ・プーニ
ローレン・カスバートソン、セルゲイ・ポルーニン
「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー
アリーナ・コジョカル、
アレクサンドル・リアブコ
第2部
「ザ・レッスン」
振付・デザイン:フレミング・フリント
音楽:ジョルジュ・ドルリュー
教師:ヨハン・コボー
生徒:アリーナ・コジョカル
ピアニスト:ローレン・カスバートソン
第3部
「ドン・キホーテ」 ディヴェルティスマン
原振付:マリウス・プティパ 音楽:レオン・ミンクス
アリーナ・コジョカル、ローレン・カスバートソン、
ダリア・クリメントヴァ、ロベルタ・マルケス、
ヨハン・コボー、スティーヴン・マックレー、
ワディム・ムンタギロフ、セルゲイ・ポルーニン
高村順子、西村真由美、乾 友子、高木 綾、
奈良春夏、田中結子、吉川留衣、岸本夏未
***
すげえ~
Bプロははるかにパワーアップ、グレードアップ
すごかった!!!
見に行けてよかったよ~~
はあ~サーシャが来なかったら行ってなかったけど
サーシャの椿姫だけじゃない!
すばらしいプログラムのオンパレード!
ロイヤルの底力実感!
久しぶりの大満足!
第1部
ラリナ・ワルツ
Aプロと同じなんだけど微妙に違ったかも。
「タランテラ」
振付:ジョージ・バランシン
ロベルタ・マルケス、スティーヴン・マックレー
遊んでいるようにタンバリンで踊るマックレー
空中にいる時間の方が長いんじゃないかというぐらい身軽。
斜めに飛んでザンレールをやったのには驚愕。
「くるみ割り人形」より グラン・パ・ド・ドゥ
原振付:ワシリー・ワイノーネン
ダリア・クリメントヴァ、ワディム・ムンタギロフ
アダージョ ものすごく正統に踊る。
ワディム・ムンタギロフのソロ、相変わらずジャンプが死ぬほど高い。
ソロでダリア・クリメントヴァの恐るべき回転能力がわかった。
正確に回転しながら少しずつ斜めに移動していく。
コーダ
アラスゴンドのフェッテとピルエットのコンビネーション
「ディアナとアクテオン」
振付:アグリッピーナ・ワガノワ 音楽:チェーザレ・プーニ
ローレン・カスバートソン、セルゲイ・ポルーニン
ローレンが弓を持って踊る。
爽やかなローレン。見ているだけで楽しくなる朗らかさ。
そしてポルーニンがかみてから飛んで登場。
いきなりの空中での弓反りジャンプ。高い!
美しい!本当に神話の中の神様みたい。
この衣装、目の保養過ぎるでしょう~(ほとんど裸)
ソロで540を披露!
そしてコーダではザンレール、アン・オーで7連発。
すごい。すごすぎる。しかも美しい。
見とれちゃった。
演技も入っていてすごいオーラ。
いっしゅ形容しがたい魅力を持ったダンサー。
野生的でワイルドで神々しい。
「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー
アリーナ・コジョカル、
アレクサンドル・リアブコ
興奮さめやらぬ中、そこにサーシャがいる!
ちょっと待って、心の準備が~~
生ピアノ
暗闇の中立っている人影。
手で顔を覆っていた男ははじかれるように目を覚ます。
彼女だ!
驚き、そして苦々しい思い。
立ちあがるがそっぽを向いている。
しばらくして女に向き直る。
ほんの少し和らいだ表情を装いながら。
しかし心は氷のようだ。
女は頭の覆いをとる。
マルグリット。
アルマンはコートを脱がす。
舞台の端に戻り、それをぺっ!と床に投げ捨てる。
軽蔑。コートを汚いもののように扱う。
マルグリットは手をほんの少し差し出している。
懇願ではない。
倒れる直前に走り込んで支える。
でもアルマンはまた離れる。
マルグリットはアルマンの肩に顔を寄せる。
やめて
どうして私を苦しめるの?
懇願ではない
ただ哀れなだけ
彼女はむき出しの彼女だ
捨て身になっている
背中合わせの十字架
足をばたばた動かすマルグリット
稀有な独自なコジョカルのマルグリット
他のダンサーのように象徴的にはやらない
ただそこに生きている女だ。
苦悩している。
そしてサーシャのアルマンは激しく怒っている。
悲しみとか辛さではなくものすごく怒っている。
その激しさを彼女にぶつける。
あまりのアルマンのはげしさに
アリーナのはあはああえぐ声が聞こえてくる。
サーシャの怒りに翻弄されるのではなく、対峙している。
服を脱がす。
サーシャアルマンはまたその服をぺっ!と放り投げる。
感情の高まり
二人は愛し合う
アルマンはマルグリットの唇にキスする。
アルマンのソロ。
グランジュテとシェネ、床に激しく転がる。
その激しさは半端じゃない。
感情がほとばしっている。
床にぺったり座り込んだ2人
アルマンはマルグリットに手を差し出す。
マルグリットはその手のひらに顔を埋め、口づけする。
ここでピアノが乱れる
音が少々間が空く
アルマンはマルグリットの膝を抱きかかえ、空中でマルグリットはあえぐ
最後のリフト
床に倒れ込む2人
暗転。
明かりがまた着いた時、サーシャのおぐしがまた乱れている。
数年前の横浜の公演を思い出す。
でもあれとは違った!
あの時はジョエルだったよね!
ジョエルはもっと受身の女で翻弄されるだけだった
コジョカルは違う
すごく独特。
弱く見えるが実は違う。
なされるがまま愛し合うのではない
最初から彼を愛しているのだ。
サーシャのぶつけてくる過度なまでの愛情と釣り合いが取れている
絶望、懇願、拒否 それが全部ひっくり返っての愛ではなく
最初から別れたことのなかった恋人のように愛し合っていた。
そういう2人だった。
1回目の休憩。
第2部
Part 2 に続く。