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雄太と恵美はやがて心が通じ合うようになっていた。
「恵美ちゃん」 「雄太君」 と言うようになっていたのである。 かおりとは疎遠になっていった。 2月1日の寒い夕暮れ、 「雄太君、最近冷たいのねえ」 とかおりが雄太に声をかけた。 「そんな事ないよ」 この雄太の言葉に、かおりは、 「もう私を嫌いになったの」 と涙を流すのだった。 雄太は泣き崩れるかおりにびっくりして、 「泣かないで」 と言うのが精一杯だ。 かおりは、 「雄太のバカ」 と激しく雄太をののしるのだった。 雄太はかおりのこんな姿を始めてみてただただ唖然とするだけだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.02.02 01:27:26
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