March 2025
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カテゴリ:子宮頸ガンワクチンのデマ
放射性ストロンチウムは怖い??(実は見かけ倒しな件)
放射性ストロンチウムに関しては、一定の注意を払うべきだとは思いますが あまりストロンチウムの特性をご存じなく 「恐ろしく危険な物質である」とされているので、詳しくまとめてみたい。 ・放射性ストロンチウムの量 今回の福島の事故と広島原爆1発のストロンチウムの放出量(単位はペタベクレル) ストロンチウム89 広島 11 福島 2 約0.18発分 ストロンチウム90 広島 0.058 福島 0.14 約2.4発分 トータルしても11.58対2.14であり、原爆1発分よりかなり少ない。 これはストロンチウムが蒸発しにくい性質であるためです(沸点 ヨウ素113.7℃ セシウム 671℃ ストロンチウム 1382℃)原爆だと沸点に関係なく拡散しますから。 なので過去の核実験では今回の事故の数万倍以上(核実験の多くは広島型原爆よりさらに強力なものであった、それが1000回以上)の放射性ストロンチウムが地球上のいたるところで拡散されています。 60年代では新潟の土壌1kgよりストロンチウム90が30ベクレル程度検出されています なので今回空気中に放出された放射性ストロンチウムは核実験のものより遥かに少ないです。 広島の原爆の5分の1程度です。 ・生体への濃縮 ほとんどしません。 過去のデータでは例えば魚への移行係数は最大1~3です。 海水のストロンチウムの濃度が1ベクレルなら魚丸ごとでも1~3ベクレル程度にしかならないよということです。 さらに魚肉への移行は0.4程度です。 海水のストロンチウムの濃度が1ベクレルだと魚肉には0.4ベクレル、むしろ減る。 また骨ごと食べるような魚は、食物連鎖の下にいる魚なので生物濃縮しにくい、されても少ないです。 対してセシウムの移行係数はは最大40~100です、チェルノブイリ事故時の最高データでは140倍(スズキ・ブリ)になっていました。 海水のストロンチウム濃度はセシウムを超えることは海水の調査データよりありません そして現在はセシウムすら原発周辺以外の福島県の海水でも高くて0.01ベクレル単位です。 http://radioactivity.mext.go.jp/ja/monitoring_around_FukushimaNPP_sea_sea_area/2011/11/1330_1117.pdf 一番心配される海産物ですら影響はほとんど無いに等しい。 また陸でも今回の事故の推定放出量は セシウム134 18ペタベクレル セシウム137 15ペタベクレル ストロンチウム89 2ペタベクレル ストロンチウム90 0.14ペタベクレル ストロンチウムの放出量はセシウムの15分の1程度です。そして、そのほとんどが半減期が50日程度のストロンチウム89です。 セシウムとストロンチウムの生物濃縮や移行の代表的な割合 牛乳1L:牧草1kg 牛乳 セシウム 0.007~0.012倍 ストロンチウム 0.0008~0.001倍 牛肉1kg:牧草1kg セシウム 0.0073~0.092倍 ストロンチウム 0.000078~0.002倍 玄米1kg:土壌1kg セシウム 0.05~0.1倍 ストロンチウム 0.0156~0.0249倍 ストロンチウムはセシウムより食品に吸収されにくいことが解る。 ・人体への吸収 で、それでも微量な放射性ストロンチウムが食品にあったとしても ストロンチウムの人体への吸収率は15~20%程度、(カルシウム欠乏などがあって)高くても25%に留まる。 セシウムなんて80~90%程度吸収されるので、ここでも大きな違いがあります。 微量の放射性ストロンチウムが食品に含まれていても、体内にはあまり吸収されません、よって内部被曝もほとんどしないです。 また土壌のセシウム137:ストロンチウム90の比率を見れば解るとおり300~1000:1の割合で、そこから食品に取り込まれて、さらに人体に取り込まれるストロンチウムの量がいかに少なくなるか解ると思う。 食品について気をつけなければいけないのは、むしろ圧倒的に放射性セシウムであり、放射性ストロンチウムについては物の数に入らない程度です。 結局のところいくらセシウムより毒性や性質がやっかいなものでも人体に取り込まれる量が圧倒的に少なければ意味を成しません。 ・医療にも使う放射性ストロンチウム ガンが骨に転移したときに痛みを和らげるために ストロンチウム89を2億ベクレルほど経口投与します。 苦痛への対処療法とはいえ、これが原因でいきなり急性白血病になったりしません。 http://www.gsic.jp/medicine/mc_01/metastron/index.html 補記:ヨウ素131が未だに東京の下水処理施設で検出され、「再臨界だ」と叫ぶ方が未だにいらっしゃいますが、なぜ土壌や食品からは出ないのか?ということを疑問に思わないのかな?と思います。反核団体ですら隠蔽してるの?? 核医学では数億ベクレルのヨウ素131を患者さんに注射します。 当然糞尿もかなりの濃度含まれます、これは普通に下水に流れます。 また東京には専門の病院が多いのでそういった治療はどこかで毎日行われます。 あと西日本の下水や海外の下水からもヨウ素131は検出されています。 http://page.mixi.jp/run_page_apps.pl?page_id=8844&module_id=1059943 こちらから転載。 ーーーーーーーーーーーーー 半減期についての質問と答えもこちらにあります。↑ 詳しくはこちらをどうぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.01.12 11:10:07
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