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小宮ベーカー純子の”JUJULING LAND”

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2012.01.11
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今日から、DVD「BELIEVE IN THE FUTURE 」と「2012.プレディクション」の発送が開始しました。
順次皆様のお手元に届きますのでお待ち下さい♪

今日、1月11日で、あの3月11日から10カ月たちました。
私が感じていることですが、あの時からスピリチュアルや精神世界も二極分化してしまったように感じます。
自分が感じる事を頼りに、自分の内面と見て行くのはスピリチュアルな生き方をする人たちにはとても大切なことで、多くの人がそうしています。
内面に映る感情を感じて行くミラーリングというやり方です。
でも、この方法では思い込みを超えることができません。ミラーリングはストコーマの中で起こるので、自分の心地よい域から出ないでこの方法ばかりをとっていると、結果的にミーイズムに陥ると思います。
それを信条として生きていると、実際に自分に震災の様な事が降りかかって来た時には、思い込みに従って、良いと思われる方に進んでいきます。
例えば、節電など多くの人が良いことだと思って、節電を呼び掛けましたが、実際に電力会社からの電気の供給をたどっていくと、節電の必要などないのだと言うことが明確になってきました。
むしろ、電気は余っていたとも言えるのに・・・暑い夏を、苦労してすごしました。
例えば風評被害という言葉がありますが、風評というものは、根拠のないものをあたかもそうかの様に伝えまくるということですが、根拠のあるものまで風評とされてしまったこともあり、その結果
何を信用してよいのかわからなくなるという
恐ろしい不信がはびこったと思います。
セシウムの入った粉ミルクが販売された後に、入っていましたと言われる。
それを飲ませたお母さんは、自分の感情をフラットにしなければ生きて行けなくなります。
感じないようにするんです。
大丈夫、きっと!と科学的な態度ではなく神頼みのような心情になる。
学校で教育を受けて来たお母さんたちには、ちゃんと飲み込める理屈が必要だし
そういうことが分かる人間だとリスペクトされないと、何も知らないままで生きている人たちよりもずっと傷ついてしまうと私は思います。
知れば知るほど、傷つくことが多くなるので、知らないままでいたほうがよいと思うこともありますが、知らずにいれば後の祭りになることもあります。
ガリレオが、それでも地球は回っている!と同じように
それでも放射性物質の脅威は拭われていない!と叫ぶような状態なんですね、今、まだ。
それで
3・11の東京の状況等を知らない方たちが、スーパーやコンビニでの買占めを揶揄されているようですが、実際には何が起きていたかというと
スーパーへも、コンビニへも供給が止まったのです!
1日に何回も運びこまれてくるものがはこばれず、一人が1本のミネラルウォーターを買っても、いつも買わない人がいるからなくなっただけで、買い占めたりしなくても、商品は不十分になってしまったんです。
だから大手のスーパーマーケットは閉まっていました。
買占めが起きた時には、原発の爆発が頻繁に起きていました。
できるだけ外に出ないようにしなければならなかった時、みんなある物でしのいでいたんです。
家にあるたべものを友人に分けたり、とろろ昆布を持ち寄って分け合ったりしました。
その時、安全な所に住んでいた人たちは、マスコミの報道をそのまま信じて買占めしていたと、まるで見ていたかのようなことを言ったりされますが、
私はあの時、東京にいましたが、私の周りでは、みんな声を掛け合って助け合っていましたよ。
1950年代に生まれた人たちは、子供のころにお母さんやお父さんに言われたことを思い出して、雨に濡れないようにと声をかえあったり、お味噌汁にわかめを入れて食べるといいらしいとか、知っている情報を出し合って窓を閉め切ってなんとか危険が去るのを待ったのです。
そうやって、
困った時には、みんな声を掛け合って、励まし合っていました。
11日の昼下がり、
新宿発のバスの運転手さんたちはまるでヒーローのように、一人でも多くの人を乗せようと必死でした。
家族の無事を確かめるためにとにかく自宅の方向に向かうバスに乗って、発車したバスの中では、乗客どうしが、どこで降りてどの方向に歩けばよいかをお互いに教えあっていました。
私も、見知らぬ年上の男性から、どこで降りますか?怪我はありませんでしたか?等と優しく声をかけられました。
東京で生まれて東京の大学を卒業し、東京で結婚して子供を産んで、そこで仕事をしてきた私は、この日、生まれて初めて人々がお互いに声をかけあっている東京のバスに乗りました。
みんな、お互いを気遣っていました。
窓の外を見ると、バスにも車にも乗れないサラリーマンやOLたちが、自宅に向かって必死に歩いている姿がありました。
線路の上をたくさんに人たちが自宅のある駅に向かってぞろぞろと歩いていました。
NTTの人がちょうど廊下で工事をしていた事務所のマンションから、非常階段を下りる時、
ブーツを手に持ち、裸足で階段を下りる私を、顔みしりでもないNTTの男性が手を貸してくれました。
彼が「やばい、逃げろ!」と声に出して廊下で叫ばなければ、私はめちゃくちゃにガラスが飛び散った事務所に座り込んでいたかもしれません。
私の後から、子犬を抱きかかえて階段を下りて来た女性に、思わず声をかけて
「大丈夫?」と聞くと、涙をためて「ありがとう。ガラスの瓶が次々に割れて怖かった。この子を守ってやるのがせいいっぱいで。」と震えていました。
明治神宮には、防災ヘルメットをかぶった人が避難のプロトコールに従って集まっていました。観光の外国人も表情を亡くして立っていたので、英語での説明が必要なら、通訳しようと思って様子をみていると、すでに近くに居た人が一生懸命英語で何かを説明していました。

福島も東北も津波でやられて大変な思いをされています。
でも、関東も本当に大変な思いをしたと思います。
なぜ、23区だけ放射性物質が降り注いでいない地図等が出回っているのでしょう?
本当に雨というものは、どこが23区なのか知っていて、降らなかったり、放射性物質のフォールアウトを迂回させたりすることができるのでしょうか?
10か月たった今、故郷の東京を思うと、心が痛みます。
10か月たった今、第二の故郷である神奈川を思うと、心が痛みます。
東京は首都ですから、日本が崩れないように、みんな平気な顔をして頑張っていると思います。健気です。
でも、本当のところは、皮膚に湿疹が出たり、酷い膀胱炎になったり
甲状腺機能が低下して病院がいっぱいになったり
生まれてくるはずの子供が死産になったり、早産になったり
変な熱が出たり、疲れやすくなったり、考えられなくなったりしながら
なんとかなんとか年末を迎え、新年を迎えたと思います。
普通にすることで、なんとか乗り越えて来たと思います。
だけど、そこにいる子供たちのお母さんたちがどんな気持ちで毎日を送っているのか、どんなストレスをかかえているのかは、案外理解されていません。
過去、母原病という言葉がはやったことがあり、
子供に起きたことは母親に原因があるとされていた時代があります。
母親がパニックになるから、子供たちが鼻血を出す。
母親が神経質になるから、子供たちが熱を出す。

・・・

何でもかんでも、母親のせいにするのは辞めてください・・・
お母さんたちは、子供たちが可愛いんです。
ちゃんと育ってほしいんです。
それを日本中の女の人たちが分からないで、誰がわかってあげられるのでしょう?
お母さん、お父さん、先生、あの時なんで私たちを守ってくれなかったの?
と、子供に聞かれたら、何て答えればよいのでしょう?
冷静になれ、落ち着け・・・
自分の子供たちの遺伝子が目の前で目に見えない放射線によって切断されていくその前で、じっと落ち着いていられないのが母親の素直な気持ちだと思います。
可愛い子供を愛している人たちが、立ち上がっていること
10か月たった今、誇りに思います。

人工的な放射性物質、これくらいなら安全だから大丈夫です、ではなく
人工的な放射性物質が入っていない雨や風がほしいな。
そうしたら、思いっきり雨に当たりながら歩いて
風に吹かれて乾かして、大好きなキノコをいっぱい食べて
おいしいお茶を飲んで、思いっきり深呼吸して
どろんこになって、芝生の上をごろごろ転がって
森の中に入って木の実をもいで食べたいよね。
そうして、みんなで顔を見合わせて笑いたいな。
なあんだ、あれはみんな夢だったのかって。

日本中のあちこちから、そういう普通の幸せがなくなっていくのを
止めたいと思う気持ちを
大げさだと、笑う奴は笑え。






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Last updated  2012.01.11 07:38:04



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