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カテゴリ:映画
こんにちは、株式会社リトルグローブです!
今日ご紹介するファンタジー映画は『未来世紀ブラジル』です。 イギリスの天才コメディ集団モンティ・パイソン出身、テリー・ギリアム監督の最高傑作! 初めてこの映画を観た時はぶっ飛びました。 今まで観た事のない独特の世界に、不思議な衝撃を受けたのを覚えています。 あらすじ コンピュータによる国民管理が徹底した仮想国ブラジル。その情報管理局で、ある役人が叩き落としたハエによって、コンピュータ情報の一部が壊れてしまう。そしてその影響は、善良な靴職人をテロリストと誤認逮捕させる結果を生み出すが…… 管理社会を痛烈に皮肉った、ファンタジックなSF近未来映画。 舞台は20世紀のあるところ、と最初に示されるけど、電化製品や建物は古臭くてレトロ風。 何だあのコンピュータは?キーボードはタイプライターで、薄っぺらいレンズのようなディスプレイ。 しかし、変なロボットがいたりして、科学技術は相当進んでいる世の中のようだ。 そして、「情報省」なるものがあって、すべてコンピュータで市民を統制する、極端な情報管理社会。ちまたでは反政府活動が頻発している。 この近未来社会(?)の描き方・発想からして、相当ユニークです。 また暗くて深みのある映像、それに相反するように物語はコミカルタッチで進行していくのが面白い。 主人公サム(ジョナサン・プライス)のとぼけたキャラクターは笑えるし、他の登場人物も皆、変で可笑しい。 ロバート・デ・ニーロが異様な役(もぐりの修理工、実はテロリスト)で出てきたのも意外でしたね。 そして、情報社会の現実に順応して生きるサムの唯一自由な世界。それは夢見る事。 かっこいいヒーローになって翼を広げて空を飛んだり、大魔神のような怪物と闘ってみたり。 そんな美しく、時にグロテスクな幻想シーンが相絡まって、ますます映画は不思議な雰囲気が漂ってきます。 映像からはそういった奇想天外さが強く印象づけられるんだけど、内容としてはピシっと筋が通っているんですね。 管理社会に抵抗し、愛する女性を救うサムの純粋な正義感が描かれているし、そんな社会の愚かさへの批判も込められているに違いないと株式会社リトルグローブは思います。 今や携帯電話は小学生が持っている時代です。 「今の世界は情報が一番重要」と訴えかける方に「ではどこまで情報を得れば良いのでしょうか?」と監督が疑問をぶつけているように感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 5, 2011 03:53:03 PM
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