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美味しいワインと出会う旅

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2015/02/26
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カテゴリ:ワイン会のご案内

ワインはただ沢山飲んでもただの酔っ払いが出来上がるだけでワインに詳しくなれません。


ソムリエ試験対策の飲み方も若いまだ飲んで美味しくないワインをセパージュと生産地を当てる為に飲んでいます。熟成した高価なワインは試験に出ないし、若くて安いワインの方が国の特徴やセパージュの特徴が分かりやすいからです。

 

また享楽的に高級ワインをバラバラ飲む会も滅多にやりません。これを何時もやっていると視野が狭くなってしまうし、セレブの人としかワインが飲め無くなってしまいます。時には良いとは思いますが・・・お年寄りでもうそんなに飲めない上級者向けです。

 

私は主にレストランに行って自分の好みのワインを注文出来る事を身に付けて、豊かなワインライフを楽しんで頂くためにワイン会を開催しています。

 

そこで大事なのがワインはテロワールと、作り手、ヴィンテージ、熟成の4つの要素で味が決まります。

 

テロワールの特徴を知るには、癖の無い造りの同じ作り手のワイン、同じヴィンテージのワインを数本飲んで比較するのが一番よい方法です。この飲み方を水平飲み、ホリゾンタルテースティングと言います。ブルゴーニュで言うと一番よく分かるのは1級畑の水平です。特級は量が少なく全く仕込みかたや醸造方法が違うため、テロワールの差よりも造りの違いを飲んでいる事になってしまう事が多いです。

 

次にヴィンテージの違いを知るには同じ人の同じ村のワインを数本ヴィンテージ違いで飲み比べる事です。12,11,10,09,08,07,06,05,04という風に新しいヴィンテージから古いヴィンテージに向かって飲んで行ってその違いを確かめます。

当然熟成もこれで結構わかります。強い年は若く、弱い年は熟成が進んでいるものです。05の方が07より若く感じる事は良くあります。この飲み方を垂直、バーティカルテースティングと呼びます。

 

作り手の特徴をつかむには同じ畑の同じヴィンテージのワインを数本比べて飲みます。

これを何度も経験するとテロワールよりも作り手のファクターの方が大きいと言う事を実感出来るでしょう。ワインは実際葡萄の栽培から収穫、最後のビン詰めまで数千の選択肢があります。ですからどの作り手もお会いすると自分はテロワールを表現するだけだと仰って技術的な話は嫌いますが、実際はその逆で技術を磨くことに努力されています。

この飲み方も水平飲みと言います。

 

この様な飲み方を続けていると自然と自分の好きな作り手、好きな畑、好きなヴィンテージが分かって来ます。

 

また熟成の違いを勉強するのは、ご自宅にセラーを買って同じワインを12本買って寝かせます。そして毎年同じころに年に一本飲んで12年間付き合うとワインが熟成して育って行くのがよく分かると思います。お子様のバースデーヴィンテージや結婚した年のワインの同じワインを24本とか買って実践しているかたも多いです。

 

ワイン会では時には同じワインを5年単位位の間を置いて垂直飲みする事があります。

ボルドーなら2010、2005、2000、1995、1990、1985、1980と飲んで行くと熟成による大きな味の変化が楽しめます。

 

後は実際にレストランに行って良いソムリエの居る店なら、自分は淡い色のピノで、ラズベリーやアセロラの香りがするワインが好きだと言えば、そういうワインを幾つか教えてくれるでしょう。その中から予算に合った物を選べばよいのです。ソムリエのいない店なら自分の経験と勘で選んで行って、徐々に勉強すれば当たりの確率は増えることでしょう。

 

40年間ワインを飲んで来ましたが、ワインに飽きるという事はありません。常に新しい作り手が登場し、また同じ蔵でも世代交代があってワインのスタイルは変わって行きます。そして料理が変わればワインも変わるし、お客様の指向に合わせて常にワインは変化し続けます。一生飲んでも星の数ほどあるワインのほんの一部分しか飲めません。年に1000本以上のワインを開けて料理と一緒に座ってじっくり飲んでいますが、40年飲んで4万本・・・それでもまだ知らないワインだらけです。でも何となくワインはこんな物かなというおぼろげは見えて来たかと思います。年齢的にも後飲めて10年です。お時間のある方はお付き合い下さい。

 

 

 

 

 

 

 






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Last updated  2015/02/26 12:14:15 PM
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