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名字の言 【聖教新聞・2012年 (平成24年)12月1日(土)より転載】 ◇◆◇◆◇◆ (12/1) 作家の向田邦子さんは、とにかく筆の走りが速かったという。 「四」の文字を書く時間さえ惜しいのか、棒線を横に4本引いたという話も。 ただ、書き出すまでが長かった ▼ 中でも“冒頭のセリフが浮かばない”と筆を執るまで深く思い悩んだ一作が、後に、その執筆をライフワークにしたい、と言った名作『だいこんの花』だった。 思いを込めた作品ほど、筆者は最初の1行に全魂を傾けるのだろう ▼ 「戦争ほど、残酷なものはない」――池田名誉会長の小説『人間革命』の最初の1行である。 1964年(昭和39年)12月2日、名誉会長は最も戦火に苦しんだ沖縄の地を選び、あえて当地で筆を起こした ▼ 魂が凝縮された書き出しを起点に、同小説は続編の『新・人間革命』へと受け継がれ、今や新聞小説の連載回数で日本最多の大叙事詩となった。 そして、きょうから第26巻「法旗」の章が本紙で連載開始となる ▼ 名誉会長は「『新・人間革命』の執筆をわが生涯の仕事と定め、後世のために、金剛なる師弟の道の『真実』を、そして、日蓮大聖人の仰せのままに『世界広宣流布』の理想に突き進む尊き仏子が織りなす栄光の大絵巻を、力の限り書きつづってゆく決意である」と。 再び、日々の師弟の勝利劇を。 (城) ∞…♪…★…κ…∞…♪∞…♪…★…κ…∞…♪ 、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年12月01日 14時59分06秒
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