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カテゴリ:失敗と対策
・口は災いのもと
口で呼吸すると、喉の扁桃腺の粘膜から止めどなく好気性菌が入ってきます。 すると、粘膜細胞の中で、白血球が好気性菌を消化して、免疫グロブリン(抗体IgE)を作ります。 こうして抗体IgEが増えるとアレルギー体質になってしまい、鼻炎や皮膚炎や気管支炎などを引き起こします。 また、口で呼吸することによって、喉や口中の粘膜が渇きます。 そうすると、歯周病菌も繁殖しやすくなり、病原菌やウイルスにも感染しやすくなります。 唾液には殺菌力がありますが、口内が乾くと黴菌(バイ菌)に無防備な状態になります。 また、粘膜が乾燥すればするほど、ウイルスが付着しやすくなります。 乾燥するとまず扁桃腺に炎症が起きます。 扁桃腺で繁殖した病原菌が、血流によって鼻や耳や気管支や関節に移行すると、鼻炎や中耳炎、気管支炎や関節痛などが起きます。 これらは全て風邪などから移行した二次感染症です。 胃腸に移行すれば、胃腸炎になります。 また、菌が腎臓に移行して糸球体腎炎(IgA腎症)にもなります。 実際に、風邪をきっかけに腎炎や腎不全になった方はたくさんいらっしゃいます。 東洋医学では、全ての炎症疾患は風邪の二次感染症として考えられています。 風邪の治療は万病治療の基礎になります。 どうしたらよいか? もうこれは鼻で呼吸するように心がけるしかありません。 鼻呼吸をすると、扁桃腺の感染や歯周病菌の繁殖を防げるだけでなく、鼻粘膜が微量の一酸化窒素を放出して、様々な生理活性効果が得られます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.05.17 23:35:31
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