・合わない靴を履くと
最近では、大人の女性だけではなく、幼稚園児くらいの年齢の子供にも足の指が変形している子供が増えているようです。
その原因は、サイズの合わない靴です。
小さすぎたり大きすぎたりする靴を履いていると、足が変形してしまうのです。
その結果、運動能力が大きく損なわれてしまいます。
魚の目やタコの原因も合わない靴にあります。
足の一箇所に偏って体重がかかるために、皮膚が硬化して魚の目やタコが出来るのです。
ですので、靴を変えない限り、いくら魚の目やタコを削ってもすぐに元に戻ってしまいます。
足の変形は、足の痛みや皮膚の硬化だけでなく、膝や股関節や腰、首、内臓にまで影響します。
実際、何年も膝痛に悩まされている方は、ハイヒールや先の細い靴を履いていることが原因であることが多いのです。
そのまま靴を変えずに膝の施術だけで治そうとしているのですから、なかなか治りません。
足の変形や圧迫は、経絡の流れを悪くしますので、内臓の働きまで悪くなってしまいます。
特に小趾は、経絡の腎経と膀胱経が来ていますので、小趾の圧迫によって、泌尿器系や生殖系器官の病気につながる可能性があります。
また、膀胱経の緊張は、腰痛や坐骨神経痛や首、肩こりの原因になります。
そして、背骨の両側には交感神経幹がありますので、交感神経も緊張してしまいます。
さらに、サイズが合わない靴を履いていると、足の悪臭の原因にもなります。
足の悪臭の元は、細菌ですが、水分と栄養と温度が揃うと増殖して、悪臭を放ちます。
足の裏からは汗が多く出ますし、角質の栄養も豊富にあります。
温度に関しては、足のサイズが小さすぎても大きすぎても、靴と足の摩擦熱が多く発生するため、水分と栄養と温度が揃って細菌が繁殖して臭くなるのです。
どうすればいいのか?
靴はなるべくなら、シューフィッターに選んでもらう方が良いです。
靴選び、サイズ選びのポイントは、
1.かかとがピッタリとフィットして隙間がないこと。
2.つま先に1センチほどの余裕があり、趾が圧迫されないこと。
3.足の横幅が靴と合っていること。
4.足底板で足の3つのアーチが補強されていること。
5.靴紐で、足の甲をしっかりと固定できること。
の5つになります。