森でのんびり

『紙コップで苗作りはできるか？』




そんなチャレンジを子どもたちと始めたあっこぉ。




１０月１６日に試験でわたしが蒔いたビオラの種が


やっと、やっと芽吹き始めた。



パンジーの苗2014.10.29神楽坂 posted by (C)あっこ森


先週はずっと冷たい雨降りだったから


今週の晴れを待っての種まき活動。




子どもたちに声かけする。




「ねぇヾ(・ω・｀)ﾈｪﾈｪ。


彼女、種蒔かない？」




「行かない( ´・ω・｀)やーだー。」




「えー(・_・;)。


特別に２階に行けるけど…。」




（いつもは３階で暮らしている子どもたち。）




「(゜∇゜ ;)エッ!?２階に行けるのぉ。


やーるぅ。種まきするぅ。」




そんなに２階って魅力的なんだ…。




賭けだったけれど…言ってみてよかった。




子どもって不思議。




妙なキーワードにひっかかる。




２階の扉を開ける前に


「大人の人に会ったらちゃんと


元気よく、「こんにちは。」って言うんだよ。」と


声をかける。




ちゃんと、緊張した顔に変わる子どもたち。




事務所の扉を開ける前に


「「失礼します。」って言ってから


なかに入りますよ。」


と言葉をかける。




もっと、いい引き締まった表情になって


事務所に入る。




子どもたちのかわいい「失礼します。」の挨拶に


職員の人たちから笑顔で


「どーぞー。」とむかえてもらう。




その返答に子どもたちも安堵して


うふふと嬉しそうに笑う。




「はーい。ベランダにでるので


ここから靴に履き替えます。」




「この見本をみてください。１６日にわたしが


蒔いたビオラの芽がでてきています。




とっても小さい芽だけれど


見えるかな？




みんなには、これと同じように種を蒔くところまで


やってもらいます。」




「はーい。」




俄然やる気がでたみたいで


とってもいいお返事。




「紙コップをひとり４個、まずは配ります。」



手作りメジャー2014.10.29神楽坂 posted by (C)あっこ森


「そして、あっこぉが作ったものさしを配ります。


下から４ｃｍと５ｃｍのところにラインが引いてあります。


この線を紙コップに書き込みます。




そして、次に、紙コップに名前と日付と、


花の名前、パンジーとビオラを


それぞれ２個ずつ別の紙コップに書きます。




ここまでやってみてください。」



マーカー2014.10.29神楽坂 posted by (C)あっこ森


書いてもらっている間に、


順番に紙コップの底に


ボールペンの先を目打ち代わりにして


穴をひとつ開けていく。




「今度は、出来た子から順番に土を入れます。



メジャースプーン2014.10.29神楽坂 posted by (C)あっこ森


洗濯用のメジャースプーンをスコップの代わりに


使って土をいれます。



培養土2014.10.29神楽坂 posted by (C)あっこ森


培養土を下の線まで入れたら、


次に、上の線まで約１ｃｍ程度


種まき用土をかぶせます。




種まき用土のほうが粒子が細かくて


種が流れてしまわないようになっています。」



種まき用土2014.10.29神楽坂 posted by (C)あっこ森


自分で土入れは、すんなりとできた。




「次は、コップにジョウロでお水をかけて


土に湿り気を与えます。」




お水の分量をみながら「いいよ。」と区切る。



パンジーの種2014.10.29神楽坂 posted by (C)あっこ森


「次は、いよいよ種まきです。


パンジーの種はとってもちいさいので


気をつけながらつまんでください。




ひとつの紙コップに一粒の種を蒔きます。




ビオラの種は、パンジーの種より


もっと小さいので


さらに慎重につまんで蒔いてみてください。」



ビオラの種2014.10.29神楽坂 posted by (C)あっこ森


私の手に種袋から、必要個数の種を取り


子どもたちにつまませる。




そっと指先でつまみ、そっと種を置く子どもたち。




優しくそっと指の腹で土の奥に入るようになでている。




別に教えたわけじゃないのだけれど


とても優しく種を扱っていた。




「種まき楽しかった。


今日の「あのね。ノート（子ども用日記）」に


種まきのこと書くぅ。」




「わたし木曜日だけこれないんだけれど


水やりできない～～。どうすればいいのぉ。」


と先を見据えて心配している子ども。




「そのときは、代わりにわたしがやっておくね。」



種2014.10.29神楽坂 posted by (C)あっこ森


「パンジーもビオラも


カラーミックスの種だから


どの色が咲くのかはわからないんだよぉ。


何色が咲くのかは、咲いてからのお楽しみだねぇ。」




「同じ色が咲くこともあるのぉ？」




「どんな色が咲くんだろうね。」




「あー早く芽がでないかなぁ。」




などなど声がいっぱい。




子どもたちは、とても満足した


表情になっていました。　




お迎えにいらしたお母様に


「今日は、パンジーやビオラの種まきをしましたよ。」と


お話すると


「種を蒔くのって今頃なんですか？」


との質問。




「ええ秋まきの種で、


１５度～２０度ぐらいが発芽に適した温度みたいです。」


とお答えすると子どもと目を合わせて


「ママ知らなかった～。」と


子どもと楽しそうにお話をするお母様。




「とっても楽しそうに種を蒔いていましたよ。」と


お伝えするとますます嬉しそうなお母様。




わたしとしても


芽吹きが楽しみ。




子どもたちが育てたお花であちこちを彩れたら


たくさんの人がいっしょに喜んでくれそうな気がして…


私自身、とっても楽しみになっている。




うまく育てられたら、できるだけ多くの人々に


花の苗としてプレゼントしたいと計画中。




 

写真は１０月２９日に神楽坂にて撮影しました。

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