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昭和四十七年、大学一年生のぼくは学校が終わると後楽園球場に行って野球の試合をよく見た。
「ぼくが幼稚園の頃(昭和三十三年)鳴り物入りで巨人軍に入団して、広島市民球場で何度も見た王選手長島選手を後楽園球場で見たかったのだ」 後楽園球場の雰囲気は素晴らしかった。 「とにかく華やかである」 東京が日本の中心である事がよく分かった。 ぼくは心の底で、 「長島さんはあと何年現役でプレーできるかな」 この思いが強かった。 全盛時代を知っているだけに、昭和四十七年頃にはピークを過ぎている事がよく分かった。 「一年でも長くやって欲しい」 これがぼくの偽らざる思いだった。 しかしピークを過ぎたからと言ってもやはり長島さんには華があった。あの人の動作総てに球場が沸く。 「本物の大スターだ」 ぼくは気がついたら、 「長島さん、がんばって」 と言っていた。カープファンなのに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.05.05 02:18:11
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