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先週の週刊少年チャンピオンにての「空が灰色だから」は強烈に救いがないというか・・・とんでもない爆弾を見せつけられたようで背筋が寒くなりました。
元気と明るさが取り得の小学校の熱血女子教師が、クラスで地味で大人しい生徒を「もっと元気出せよ!友達と遊べよ!大きな声出せよ!」と応援するのですが、その生徒にとってはそういう体育会系のノリは単なるプレッシャーにしかならず、やがて登校拒否になる。しかし、その先生は原因が自分である事にまったく気がつかない。部屋に引きこもる彼に外から「気にの事を先生は応援してるぞ!」と大声で叫び、彼が登校拒否していることを近所の人にも聞かれ、ますます自分の殻に閉じこもっていく・・・ 読んでいて昔、保育園の保母をしていた母の言葉を思い出しました。 「例えば10人子供がいたら、その中に必ず1~2人は「大勢の人間と遊んだりする事がプレッシャーに感じる子供」がいる。そういう子供は自分の世界で楽しい事を見つけて遊べる。決して孤独な訳じゃない。むしろ、無理やり大勢の人間と付き合わせることの方が対人恐怖症になることがある。要は人間同士の距離感にも個性があることを認めることだ」 世の中、体育会系のノリが全て。元気で社交的なことが正義、というばかりではない、というのと、自分が良かれと思って押し付けるこの手の「元気強要」は酒が飲めない人間に飲酒を強要するのと同じ行為なんだろうなと。 明るい人も、暗い人も社交的な人も内向的な人も無理なく共存できる。それが本当に「住み良い世界」なんですが・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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