カテゴリ:S2000(AP1)
相棒のS2000が、昨日6月8日で法的に公道を走る事が出来なくなった。 車検が切れたとも言う。 生活環境の変化で、どうしても2人乗りが年々不便になってきた。 贅沢ではあるが、我が家にもう一台ワンボックスのファミリーカーを所有している。 しかし、私が仕事でそのワンボックスに乗ってしまうと、嫁が子供達の送り迎えや仕事へ行く事が出来ない。 また、私も仕事でお客さんを乗せて移動する際、一人しか乗せる事が出来ない。 嫁をだましだまし、S2000の存続を維持してきたが、ジムニー(JA11)を譲り受けた事をきっかけに、私は腹を括ってS2000を降りる事にした。
命があるわけでも無い、言葉を話すわけでも無い、感情を表現できるものでも無い。 しかし、そういった感覚では感じる事ができない何かで私は相棒と10年間コミュニケーションを取ってきた。 独身時代、私の誕生日にと嫁が(当時彼女)頑張って買ってくれたバケットシートに腰を下ろすと、車体を伝わってくる振動や音で、相棒が何か訴えてくる。 『あれ?いつもの感じと少し違う。』 心配になって色々とチェック入れていると、何かしら壊れていたり不具合があった。 私しか感じる事ができない感覚を通じて相棒とコミュニケーションを図ってきた。 私が子育てで忙しい時期(現在もだが)、かまって(洗車したりドライブ行ったり)あげられない事が続くと不思議な事にどこか調子が悪くなる。これだけは本当に不思議で仕方ない。 私の気持ちが離れそうになると、こんな事で気を惹こうとするのである。 恋人みたいに。
これから公道は走ることが出来なくなるが、長男が免許を取得してから乗って欲しいと願い自宅で長期保管することにした。 我が家の子供たち(男3人)の成長を、いつまでも側で見ていて欲しい。 そして、三人のうちの一人でも興味を持ってくれたら、大事に乗って欲しいと願っている。 それまで、朽ち果てないように手を掛けて行こうと思う。
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最終更新日
2016年06月09日 16時14分12秒
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