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カテゴリ:フレンチ
北陸では山のアイドルと言われている雷鳥を今年も食べました。
本州に生息している個体は天然記念物に指定されているので食べることはできませんが、 北海道に生息しているエゾ雷鳥は捕獲することができます。 ただ、近年では数が激減しているそうですね。 雷鳥はスカンジナビア半島から朝鮮半島のユーラシア大陸北部の森林やサハリンまで棲息 していますが、今回食べたのはスコットランドで狩られた雷鳥さん、 本州の雷鳥は白っぽいですが、スコットランド産はやや黒みがかった灰色をしています。 毛をむしって捌くとこんな状態に、 これで一羽分になり、今回は半身を食べました。 まずは、がら海老のタルタル仕立てを日本酒と供に、 一本義のしぼりたて、口当たりが柔らかくてグイグイ飲めるのですが、度数は20度あるので すぐに酔いが回る危険なお酒 ほろ酔いとなったところで調理された雷鳥さんの登場 持参したワインはジヴリのピノノワール、 ドメーヌ・マッス ジヴリー・プルミエクリュ・ラ・ブリュレ・ルージュ2015(3,240円) 熟した豊かな果実味としっかりした酸、タンニンはすでに柔らかく、 尖っているところがなくナチュラルでエレガントなスタイルのピノノワール、 ジヴリのマイナーな産地の生産者ということもあって、1級だけど3,000円程で買えますね。 胸肉 肉はやや赤みがかっていて、口に含むと独特の苦みが広がります。 この風味はたぶん、餌としている針葉樹林由来になるものと思われます。 続いて脳みそを、 トロっとした旨みがあって美味しい、 狩られた野鳥からはたまに散弾銃の弾が出てきますが、 今回は2個出てきましたね。 最後にもも肉を、 今年はウイスキーで香り付けをしてくれていたので昨年よりも癖は控えめだったのですが、 それでももも肉はかなり苦く、正にラッパのマークの正露丸を噛んでいる感覚でしたね。 そんな味わいの雷鳥ですが、癖になる味とも言えるのです 雷鳥を味わったあとは、脂ののったのどぐろを本日のスタイルで、 黒胡椒風味の赤ワイン仕立てになっていて美味しかったです。 魚介系のクリームパスタもね、 お腹に余裕があったので締めのデザートまで、 越前蟹が解禁したので、次はせいこ蟹を食べないとね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.11.08 14:35:00
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