スマホ決済とは?5つのメリットと使い方・よくある不安と対策

スマホ決済とはキャッシュレス決済の一つで、お店で現金を使わずに簡単に決済できる便利な支払い方法です。

スマホ決済アプリをインストールし、QRコードを提示したりスマホをかざすことでお支払いができます。

スマホ決済を使うことで、決済サービスのポイントを貯められる他、財布を持ち歩かなくてもスマホ1つでお買い物ができたりレジでのお支払いがスムーズになるなどのメリットがあります。

 一方で、お店がスマホ決済に対応していない場合や、電波がない場合には利用することができないというデメリットもあります。

この記事では、スマホ決済を使うことでどんなメリットがあるのか、現金やクレジットカードなどの支払い方法と比較しながら、わかりやすく解説します。スマホ決済を使おうかどうか迷っている方も、ぜひ参考にしてみてください。

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1.スマホ決済が選ばれる理由

実際のところ、どういった理由でスマホ決済を使い始める方が多いのでしょう?

株式会社oricon ME が4,402名を対象にしたアンケート結果によると、1位が「ポイントが沢山貯まるから」、2位が「支払いの際に現金を出すのが面倒だから」、続いて3位が「普段利用しているサービスとポイントが連動しているから」と、答えています。

スマホ決済サービスを使い始めた理由のグラフ

また、上位2項目を年代別に見ると、「ポイントが沢山貯まるから」と答えた10-20代の方は40.8%なのに対し60代以上の方は27.8%で、若年層ほどポイントが理由でサービスを使い始める傾向が高いことが分かります。

2番目に多い理由の「支払いの際に現金を出すのが面倒だから」の回答については、60代以上で35.0%と一番高い結果となりました。

スマホ決済サービスを使い始めた理由上位2項目の年代別結果

このように、世代によっても使い始める理由に差があるのが分かりますね。

2. スマホ決済をお店で使う方法と特徴

スマホ決済は、どんなふうにお店で使うの?思っている方もいるでしょう。

スマホ決済は主にコード決済と電子マネー決済に分けられ、それぞれ特徴があります。

1.コード決済(バーコード決済、 QRコード決済)
2.電子マネー決済(非接触型IC決済)

それでは一つずつ解説していきます。

2-1. コード決済(バーコード決済、QRコード決済)

コード決済には、自分のスマホに表示したアプリ画面を読み取ってもらう方法と、店頭に設置されたQRコードをスマホで読み取る方法があります。

コード決済をお店で使う方法 STEP1、決済アプリ起動。STEP2、レジで「●●ペイで」と言う。STEP3、コードを読み取ってもらう、または読み取る

アプリをダウンロードすることで、ほとんど全てのスマホで使うことができます。

2-1-1. 自分のスマホに表示したコードをお店で読み取ってもらう

この方法では、まずスマートフォンで決済アプリを立ち上げ、QRコードやバーコードをスマホ画面上に表示させます。「〇〇ペイで」と伝え、このコードを店員さんに読み取ってもらいます。

主にコンビニや家電量販店などの、コードを読み取る端末が導入されている大手チェーン店でよく利用されている方法です。

2-1-2. 店頭のQRコードを自分のスマホで読み取る

この方法では、スマートフォンで決済アプリを立ち上げ、スマホ画面上に表示させます。「〇〇ペイで」と伝え、店頭に設置されたQRコードを読み取ります。 

主に商店や飲食店、美容院などの比較的小規模なお店で利用されている方法です。

2-2. 電子マネー決済(非接触型IC決済)

スマホ決済では、楽天EdyやSuicaのような電子マネーを利用することができます。コード決済との大きな違いは、事前にアプリをスマートフォンで立ち上げる必要がないことです。

電子マネー決済をお店で使う方法

そのため、最も支払いにかかる時間が短い方法です。 

また、日本ではこの電子マネーによる支払い方法は、JR東日本のサービスの「Suica(スイカ)」として2001年より普及している方法でもあり、若い方からご年配の方まで、非常に馴染みのある決済方法です。 

しかし、電子マネー決済をスマホ決済として使うためには、スマホ端末が電子マネーに対応している端末である必要があります。

また、お店側も電子マネー用の決済端末を導入している必要があります。

コード決済であれば、専用端末が不要で小規模事業者もコストをかけずに導入できるメリットがあるために、2019年頃から政府が進めるキャッシュレス推進政策とともに小規模事業者ではコード決済が急激に広まりました。 

コード決済も電子マネー決済も、お会計の際はお店のレジにて、

お客様:「〇〇で!」

というように事前にスマホ決済サービス名を店員に伝える必要があります。クレジットカードで支払う際と同じですね。

特にコンビニでは多くの決済方法に対応しており、事前に店員にサービス名を伝えることでスムーズにお会計できます。

3.スマホ決済の引き落とし先の設定

スマホ決済アプリをただインストールするだけでは、買い物をすることはできません。なぜなら、どこから引き落としがされるか設定されていないからです。

サービスによって様々ですが、スマホ決済には例えば以下のような引き落としの方法があります。

スマホ決済の引き落としの例

・クレジットカード (デビットカード)
・銀行口座
・ポイント

また、事前に金額をチャージして使う方法と、決済時に引き落としがされる方法があります。

引き落とし先は、ご自身が普段利用しているものを使うのがスムーズですが、「ポイントの貯めやすさ」という観点から選ぶのが特にかしこい方法です。 

例えばクレジットカード自体のポイントを合わせて貯めたり、サービスによっては連携するクレジットカードの種類によって、還元率がより高くなるキャンペーンが用意されていることもあります。

この点をしっかり押さえてスマホ決済を利用すれば、年間でのポイント獲得数に大きな違いが出てきます。 

4. スマホ決済の5つのメリット

ここでは、スマホ決済のメリットを紹介します。これからスマホ決済を使おうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

4-1.ポイントを貯めやすい

すでにご紹介したとおり、スマホ決済の最大のメリットはポイントの貯めやすさにあります。

その理由は3つです。

  1. 普段の街のお買い物で使うことで無理なく貯められる

  2. WEBサービスやポイントサービスと連携しやすい

  3. ポイント還元キャンペーンが多い


スマホ決済のポイントは、特定のお店に縛られず、複数のグループ企業やお店で共通して貯められることが多いんです。そのため、普段のお買い物の中で貯められるのは嬉しいですね。

さらにリアルな店舗に限らず、ECサイトなどのWEBサービスで貯めたポイントが使えたり、特定のクレジットカードと一緒に使うことでスマホ決済のポイントの還元率が上がるケースもあります。

また、政府がキャッシュレスを推進しているのもあり、ポイント還元キャンペーンが多いのも特徴です。

 4-2.レジでのお支払いが早い

現金を使ったお支払いの場合、意外と時間と手間がかかります。

  1. お客様が財布からお金を取り出すアイテム
  2. お店が金額を確認
  3. お店がお釣りを渡す
  4. お客様がお釣りを確認


スマホ決済、特に電子マネーの場合「ピッ」と一瞬でお会計を終わらせることができ、非常にスムーズです。

以下のデータをご覧ください。

現金・クレジットカード・非接触型・QRコードの決済速度の差

現金とQRコードでは11秒、非接触型(電子マネー)では20秒も決済速度が短くなります。1日に2回お買い物をすると仮定した場合、非接触型と現金とでは年間で4時間の時間が生まれる計算となります。

とにかくお支払いをスムーズにしたい場合は、電子マネーで支払う方法が一番早く会計を行うことができます。 

  1. 電子マネー(おサイフケータイ)に対応したスマホ端末を用意する必要があります。

4-3.お支払いの履歴がスマホで管理できる

スマホ決済でお支払いした分は、スマホで履歴として確認することができます。

現金払いの方が家計簿をつけようとすると、レシートを大切に取っておいたり、手で入力したりといった作業が発生しますよね。

一方、スマホ決済アプリを使うと、全ての決済情報が即座にデータ化されます。 

例えば楽天ペイですと、「いつ、どこで、いくら使ったのか」をメニュー「ご利用(お支払い)履歴」からいつでも確認できます。月ごとのご利用金額と一覧が見られて便利です。

4-4.現金を持ち歩かなくても良い

スマホ決済を利用することで、ちょっとした用事であれば、スマホ1つで身軽にお出かけすることができます。財布を持ち歩く必要はありません。

また、財布(現金)であれば紛失したり盗難されるリスクがありますが、スマホ決済であれば、万が一スマホを落としたときも、ロックをかけておくことで使われる心配を減らせますし、引き落とし先のカードを止めることもできます。

※楽天ペイの場合、万一スマホの盗難・紛失があった際には利用を停止することができます。(盗難・紛失が発生した場合 >) 

さらに、現金払いとは異なり釣り銭の手渡しやトレイとの接触を防げるため、ウイルス対策にも効果が期待できそうです

4-5.遠く離れた相手にも残高を送付できる

スマホ決済のメリットはお買い物だけに限りません。

例えば、コード決済であれば、距離が遠く離れた親子間や友達間でも残高を送付することができます。

現金だと銀行振り込みとなるため、お互いに銀行に行ったりと手間がかかりますが、スマホ決済では一瞬で送付を済ませることができます。 

ただし、送付する相手も、同じスマホ決済サービスを利用している必要があり、異なるスマホ決済サービス間では送付をすることはできません。

5. スマホ決済でよくある4つの不安と対策

ここでは、スマホ決済をする上で初心者の方が抱きやすい不安と、その対策として事前に知っておくと良いことを解説します。

5-1.外出先で使えなくなってしまったら?

例えば、電波の届きにくい場所や、停電時や災害時は、スマホの電波が途絶えているためスマホ決済を利用することができません。(スマホ決済だけでなくインターネット通信を必要とする全てのスマホサービスが利用できないので、スマホ決済に限ったリスクではないかもしれません。)

不安な方はカバンに少し現金を入れておくなどしておけば、災害時などで使えない時でもお支払いできるので、万が一の備えになります。

5-2.レジで残高が足りなかったら?

いざレジで支払おうとした際に、スマホ決済の残高が足りない!ということがあるかもしれません。その場合は、

・他の支払い方法(現金払い)などに切り替える
・その場でチャージする
・いちどお会計を中断し再度おこなう

といった方法があります。

十分な額が入金されているかなど、レジに並ぶ前に設定を確認しておきましょう。

また、スマホ決済サービスによっては、使った分だけクレジットカードや銀行口座から直接引き落としをすることもできます。そちらも合わせてご検討ください。

5-3.お金を使いすぎてしまわないか心配

これはスマホ決済に限らないのですが、クレジットカードやスマホ決済だと、現金よりも手軽に支払いができてしまうため、使いすぎてしまわないか心配になる方もいらっしゃるでしょう。

現金を最も利用する人にアンケート※を取った結果ですが、35.1%の人が「現金以外の決済手段だとお金を使いすぎてしまうから」と答えています。

※リサーチデータ(2020年)キャッシュレス決済に関する調査 >

しかし、スマホ決済の場合、前払い式(チャージ式)に設定することで、事前に入金した分だけしか使えないようにすることができます。

また、現金と違ってお支払いの履歴や総額をアプリ上ですぐに確認することができるので、使い過ぎを防ぐことができます。

5-4.セキュリティは大丈夫?

特にはじめてスマホ決済を使う方は、自分のクレジットカードや銀行の情報がきちんと守られるか、不安な方もいらっしゃるでしょう。

実際のところ、スマホ決済サービス会社は、不正利用を防ぐためのセキュリティ対策にそれぞれ力を入れています。

例えば楽天ペイの場合、登録時にSMS認証や本人認証(3Dセキュア)を標準で実施したり、お支払い前のパスコードや指紋認証を設定できたりと、より安全に使っていただくための取り組みを行っています。

また、盗難があった場合は楽天ペイの利用を停止することができますし、万が一第三者が不正に利用した場合でも、その損害を補償しています。

6.まとめ

これからスマホ決済を試してみようという方は、 

  1. ポイント還元率の高いスマホ決済サービスを利用する
  2. ECサイトとポイントの連携しているサービスを利用する 
  3. 普段利用しているお店で導入されているサービスを利用する


といった観点で、選んでみてはいかがでしょうか?

7.スマホ決済でポイントを貯めるなら楽天ペイ!

最後に「スマホ決済でザクザクポイントを貯めたい!」と言う方に向けて、楽天ペイの紹介をします。

楽天ペイは最もポイント還元率の高いスマホ決済サービスの一つです。

楽天ペイでポイントをより多く貯めるなら、楽天カードを引き落とし先(お支払い元)に設定するのがおすすめです。

楽天カードを使って(楽天キャッシュと呼ばれる楽天グループの電子マネー)にチャージし、支払うことで、1.5%のポイント還元を受けることができます。

また、楽天市場など楽天のサービスを普段から利用しており、楽天ポイントを普段から貯めているのであれば、貯めた楽天ポイント(期間限定ポイントを含む)を楽天ペイで使うことができます。

またそれだけではなく、楽天ペイは、ポイントを使ってお支払いしても1%還元されるんです!

さらに驚くことに、通常ポイントだけではなく、キャンペーンなどでもらった期間限定ポイントを使っても1%還元の対象です。(通常ポイントで還元)

そしてこのポイントは、利用日の翌日に進呈されます

このように、街の普段のお買い物でポイントが貯められて、お支払いでも使えるのが楽天ペイを使うメリットです!

ぜひダウンロードして使ってみてくださいね。

以下のボタンからダウンロードするか、「App Store」または「Google Play」から「楽天ペイ」を検索するとダウンロードできます。